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Copyright (C) 1989, 1991 Free Software Foundation, Inc. 675 Mass Ave, Cambridge, MA 02139, USA (1) 【注意】 現在、このバージョン2の発行者(FSF)住所は、正式に新しい住所の 59 Temple Place - Suite 330, Boston, MA 02111-1307, USA に変わっている。 何人も、以下の内容を変更しないでそのまま複写する場合に限り、 本使用許諾書を複製したり頒布することができます。 |
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ほとんどのソフトウェアの使用許諾は、ソフトウェアを共有し、 変更するユーザの自由を奪うことを意図しています。 それに対して、我々のGNU一般公有使用許諾は、 フリー・ソフトウェアを共有したり変更する自由をユーザに保証するためのもの、 即ちフリー・ソフトウェアがそのユーザ全てにとって フリーであることを保証するためのものです。 本使用許諾は、Free Software Foundationのほとんど全てのソフトウェアに 適用されるだけでなく、 プログラムの作成者が本使用許諾に依るとした場合のそのプログラムにも 適用することができます。 (その他の Free Software Foundation のソフトウェアのいくつかは、 本許諾書ではなく、GNUライブラリ一般公有使用許諾で保護されます。) あなたは自分のプログラムにもこれを適用できます。
我々がフリー・ソフトウェアについて言う場合は 自由のことに言及しているのであって、価格のことではありません。 我々の一般公有使用許諾の各条項は、次の事柄を確実に実現することを 目的として立案されています。
このようなユーザの権利を守るために、我々は、 何人もこれらの権利を否定したり、あるいは放棄するように ユーザに求めることはできないという制限条項を設ける必要があります。 これらの制限条項は、ユーザが、フリー・ソフトウェアの複製物を 頒布したり変更しようとする場合には、そのユーザ自身が守るべき義務ともなります。
例えば、あなたがフリー・ソフトウェアの複製物を頒布する場合、 有償か無償かにかかわらず、 あなたは自分の持っている権利を全て相手に与えなければなりません。 あなたは、相手もまたソース・コードを受け取ったり入手できるということを 認めなければなりません。 さらにあなたは、彼らが自分たちの権利を知るように、 これらの条項を知らしめなければなりません。
我々は次の2つの方法でユーザの権利を守ります。 (1)ソフトウェアに著作権を主張し、 (2)本使用許諾の条項の下で ソフトウェアを複製・頒布・変更する権利をユーザに与えます。
また、各作成者や我々自身を守るために、 本フリー・ソフトウェアが無保証であることを 全ての人々が了解している必要があります。 さらに、他の誰かによって変更されたソフトウェアが頒布された場合、 受領者はそのソフトウェアがオリジナル・バージョンではないということを 知らされる必要があります。 それは、他人の関与によって原開発者に対する評価が 影響されないようにするためです。
最後に、どのフリー・プログラムもソフトウェア特許に絶えず脅かされています。 我々は、フリー・プログラムの再頒布者が個人的に特許権を取得し、 事実上そのプログラムを自分の財産にしてしまうという危険を 避けたいと願っています。 これを防ぐために我々は、いずれの特許も、 誰でも自由に使用できるように使用許諾されるべきか、 あるいは何人に対しても全く使用させないかの、 いずれかにすべきであることを明らかにしてきました。
複写・頒布・変更に対する正確な条項と条件を次に示します。
複製、頒布、変更以外の行為は本使用許諾の対象としません。 それらは本使用許諾の範囲外です。 「プログラム」を実行させる行為に関して制約はありません。 「プログラム」の出力は、 (「プログラム」を実行させて作成させたかどうかとは無関係に) その内容が「プログラム生成物」である場合に限り本使用許諾の対象となります。 これが当てはまるかどうかは、「プログラム」が何をするものかに依ります。
複製物の引き渡しに要する実費は請求することができます。 また、あなた独自の保証を行なう場合はそれを有償とすることができます。
これらの要件は変更された作成物にも全て適用されます。 その変更版の或る部分が「プログラム」の派生物ではなく、 しかもそれ自体独立で異なる作成物だと合理的に考えられる場合、 あなたがそれらを別の作成物として頒布した時は、 本使用許諾とその条項はそれらの部分には適用されません。 しかし、それらを「プログラム生成物」の一部として頒布する場合は、 全体が本使用許諾の条項に従って頒布されなければならず、 使用許諾を受ける他の全ての者に対する許諾も プログラム全体にわたって与えられなければならず、 結果として、誰が書いたかにかかわらず、 全ての部分に本使用許諾が適用されなければなりません。
このように、本条項の意図するところは、 完全にあなたによって書かれた作成物について、権利を要求したり、 あなたと権利関係を争うことではありません。 むしろその目的は、作成物が「プログラム生成物」 である場合にその派生物や集合物の頒布を規制することにあります。
さらに、「プログラム」(又は「プログラム生成物」)と 「プログラム生成物」とはならない他のプログラムとを、 単に保管や頒布のために同一の媒体上にまとめて記録したとしても、 本使用許諾は他のプログラムには適用されません。
なお、ソース・コードとは、変更作業に適した記述形式を指します。 また、実行可能形式のファイルに対応するソース・コード一式とは、 それに含まれる全モジュールに対応する全てのソース・コード、 及びあらゆる関連のインタフェース定義ファイル、 及び実行を可能にするコンパイルとインストールの制御に関する記述を指します。 特別な例外として、実行可能なファイルが動作するオペレーティング・システムの 主要な構成要素(コンパイラ、カーネルなど)と共に (ソース・コード又はバイナリのどちらかで)頒布されているものについては、 その構成要素自体が実行形式に付随していない場合に限り、 頒布されるソース・コードに含める必要はありません。
実行可能形式またはオブジェクト・コードの頒布が、 指示された場所からの複製のためのアクセス権の賦与である場合、 同じ場所からのソース・コードの複製のための同等なアクセス権を賦与すれば、 たとえ第三者にオブジェクト・コードと共にソースの複製を強いなくとも、 ソース・コードを頒布したものとみなします。
本条項の或る部分が何らかの特別な状況下で無効または適用不可能になった場合、 本条項のその他の残りの部分が適用されるように意図されており、また、 本条項は全体としてその他の状況に当てはまるように意図されています。
本条項の目的は、特許やその他の財産権を侵害したり、 そのような権利に基づく主張の妥当性を争うようにあなたに 勧めることではありません。 本条項の唯一の目的は、フリー・ソフトウェアの頒布システムの完全性を守ることで、 それは公有使用許諾の実践によって履行されます。 多くの人々が、このシステムの一貫した適用を信頼して、 このシステムを通じて頒布されている幅広い範囲のソフトウェアに惜しみない貢献を してくれました。 作成者や寄贈者が他の何らかのシステムを通じてソフトウェアを 頒布したいと決めることは彼らの自由意志であり、 使用許諾を受ける者はその選択を強いることはできません。
本条項は、本使用許諾の他の条項の意味内容が何であるかを 完全に明らかにすることを意図しています。
各バージョンは、バージョン番号によって区別します。 「プログラム」中に本使用許諾のバージョン番号の指定がある場合は、 その指定されたバージョンか、又はその後にFree Software Foundationから 公表されているいずれかのバージョンから1つを選択して、 その条項と条件に従ってください。 「プログラム」中に本使用許諾のバージョン番号の指定がない場合は、 Free Software Foundation が公表したどのバージョンでも選択することができます。
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あなたが新しくプログラムを作成し、それを公用に供したい場合は、 プログラムをフリー・ソフトウェアにして、 全ての人々が以上の各条項に従ってこれを再頒布や変更をすることが できるようにするのが最良の方法です。
そうするためには、プログラムに以下の表示をしてください。 その場合、無保証であるということを最も効果的に伝えるために、 ソース・ファイルの冒頭にその全文を表示すれば最も安全ですが、 その他の方法で表示する場合でも、「著作権表示」と全文を読み出す為の アドレスへのポインタだけはファイル上に表示しておいてください。
プログラム名とどんな動作をするものかについての簡単な説明の行 Copyright(C) 19○○年、著作権者名 本プログラムはフリー・ソフトウェアです。 あなたは、Free Software Foundationが公表したGNU 一般公有使用許諾の 「バージョン2」或いはそれ以降の各バージョンの中からいずれかを選択し、 そのバージョンが定める条項に従って本プログラムを 再頒布または変更することができます。 本プログラムは有用とは思いますが、頒布にあたっては、 市場性及び特定目的適合性についての暗黙の保証を含めて、 いかなる保証も行ないません。 詳細についてはGNU 一般公有使用許諾書をお読みください。 あなたは、本プログラムと一緒にGNU一般公有使用許諾の写しを 受け取っているはずです。 そうでない場合は、 |
また、ユーザが電子メイルや書信であなたと連絡をとる方法についての情報も 書き添えてください。
プログラムが対話的に動作する場合は、 対話モードで起動した時に次のような短い告知文が表示されるようにしてください。
Gnomovision バージョン69、Copyright(C)19○○年 著作権者名 Gnomovision は完全に無保証です。詳細は show w とタイプしてください。 これはフリー・ソフトウェアなので、特定の条件の下でこれを再頒布する ことができます。詳細は show c とタイプしてください。 |
上記の`show w'や`show c'は各々、 本一般公有使用許諾の関連する部分を表示するコマンドを指します。 もちろん、あなたが使うこれらのコマンドは`show w'や`show c'といった 呼び名でなくても構いません。 さらに、それらのコマンドはあなたのプログラムに合わせる為に、 マウスでクリックしたりメニュー形式にすることもできます。
また、必要と認めた場合には、あなたの雇い主 (あなたがプログラマとして働いている場合)や在籍する学校から、 そのプログラムに対する「著作権放棄」を認めた署名入りの書面を入手してください。 ここにその文例を載せます。名前は変えてください。
Yoyodyne, Inc. は、James Hacker が開発したプログラム`Gnomovision' (コンパイラにつなげるプログラム)についての著作権法上の全ての権利を放棄する。 Ty Coon の署名, 1 April 1989 Ty Coon, 副社長 |
本一般公有使用許諾は、あなたのプログラムを財産権の対象となっている 他のプログラムに組み込むことは認めていません。 あなたのプログラムがサブルーチン・ライブラリであって、 あなたがそのライブラリを財産権の対象となっている他のアプリケーションと リンクさせることによって、さらに有用なものにしようとする場合には、 本使用許諾書の代わりに、GNUライブラリ一般公有使用許諾書に従ってください。
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