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ひょっとすると、あなたのシステムには emacs-w3m がすでにインストールされ ているかもしれません。その場合、あなたはこの項を読み飛ばして、直ちに使い 始めることができます。そんな幸運に恵まれなかったならば、emacs-w3m のイン ストールの仕方を会得するために、読み続けてください。
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以下に挙げたいろいろなバージョンの Emacsen で emacs-w3m を動作させること ができます。
APEL パッケージと `gifsicle' プログラムが必要です。さらに、 `mailto' url を解析するための `rfc2368.el' モジュールをインス トールしておいた方が良いでしょう (see 節 2.3 Emacs-w3m を動作させるのに必要なもの)。
GNU Emacs の開発版を使っているのであれば、おそらく CVS 版の emacs-w3m を 使わなければならないでしょう。その場合には、メーリングリストに参加するこ とを強く勧めます (see 節 11. メーリングリスト、バグリポート)。
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Emacs-w3m は外部コマンド w3m を、ウェブコンテンツを取得するためのバック エンドとして、または HTML の描画エンジンとして使用します。非同期動作によっ て高速な Emacs ウェブブラウザを実現することができたのは w3m のおかげです。
あなたは最新の w3m をインストールしなければなりません。それは以下の場所 で取得できます:
http://prdownloads.sourceforge.net/w3m/
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使用している Emacs のバージョンによっては、サードパーティのパッケージが 必要になることがあります。この項では、それらを見つけてインストールするた めの資料を提供します。
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~tomo/lemi/dist/apel/
APEL XEmacs パッケージ (SUMO に含まれています) のバージョ ン 1.32 より古いものは使えないことに注意してください。もしすでにそのよう な版のパッケージがインストールされているならば、それを更新するか、または 上記のリンクで示した APEL で置き換えるために、以下の命令を使っ てください (新規に APEL をインストールする場合も同じ命令を使う ことができます):
% rm -fr /usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages/lisp/apel % cd apel-10.7 % make install-package XEMACS=xemacs-21.4.x\ PACKAGEDIR=/usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages |
ftp://ftp.imagemagick.org/pub/ImageMagick/
`favicon' 画像を操作するために、バージョン 5.4.0-5 以降のものを使う ことを推奨します。以前のバージョンも動くかもしれませんが、それらは完全に チェックされていません。
使っている Emacs のバージョンにかかわらず、FLIM パッケージに は APEL パッケージが必要であることに注意してください。したがっ て `shimbun' ライブラリを使うには、 APEL と FLIM の両方をインストールしなければなりませ ん。FLIM パッケージは以下の場所にあります:
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~tomo/lemi/dist/flim/flim-1.14/
http://unit.aist.go.jp/itri/itri-gist/ftp.m17n.org/pub/mule/Mule-UCS/test/Mule-UCS-current.tar.gz
(Mule-UCS の公式ページは近い将来 http://www.meadowy.org/ でオープ ンします。)
Emacs-21.2 で利用する場合は、 Mule-UCS に このパッチ を適用したほうがいいでしょう。
XEmacs 21.4 ユーザ向けには、ここにコンパイル済みのパッケージがあります:
ftp://ftp.xemacs.org/xemacs/packages/mule-ucs-1.14-pkg.tar.gz
(Mule SUMO に含まれているので、加えてさらにこれをインストールする必要は ありません。)
windows-1252
を使います。それらをデコードするの に iso-8859-1
は不十分なので、emacs-w3m は利用可能な ら windows-1252
を iso-8859-1
のスーパーセットとして使用し ます。Emacs 22 から windows-1252
coding system は組み込まれていま すが、codepage-ex
というモジュールを使うことによって、Emacs 21 で もそれを使えるようにすることができます。以下のページを参照してください。
http://nijino.homelinux.net/emacs/codepage-ex.html
load-path
が通っているディレクトリにコピーして、以下のコマンド を実行してください:
% xemacs -batch -vanilla -f batch-byte-compile rfc2368.el |
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Emacs-w3m の取得に関しては公式ペー ジ http://emacs-w3m.namazu.org/ を参照してください。すべて準備で きましたか? では始めましょう。
非 UNIX 系のシステム (`configure' を実行できないか `make' コマ ンドが無い、何らかのシステム) に emacs-w3m をインストールするには、この 項を飛ばして次の項 2.5 非 UNIX 系環境でのインストール に行ってください。
% tar zxf emacs-w3m-1.4.371.tar.gz % cd emacs-w3m-1.4.371 |
Emacs-w3m を CVS で取得したのならば、`configure' スクリプトを生成す るために (引数無しで) `autoconf' を実行しなければなりません。
% ./configure |
Gnus ユーザへの重要なお知らせ:
複数のバージョンの Gnus がインストールされている場合 (リリース版と開発版 の Gnus があるかもしれません) は、load-path
にあなたが使うバージョ ンがインストールされているディレクトリ (`gnus.elc' ファイルを調べま しょう) を含むようにしてください。以下のように `--with-addpath' オ プションを使うことによって、これを確実に行なうことができます:
% ./configure --with-addpath=/usr/local/share/emacs/site-lisp/gnus |
APEL、FLIM または他の何かを、デフォルト の load-path
以外の標準ではないディレクトリにインストールしてある 場合は、以下のように `--with-addpath' オプションを使ってそれらを指 定しなければなりません (さらに、それに `:' で分けられた Gnus のディ レクトリを含めても構いません):
% ./configure --with-addpath=/opt/share/apel:/opt/share/flim |
% make % make install |
すべての Lisp ファイルと info ファイルが適切なディレクトリにインストール されるでしょう。
さて、あなたはどんなファイルがどこに行くか分かりますか? それを前もって 知るためには、これを使ってください:
% make what-where |
画像を表示することができる Emacs または XEmacs を使っているならば、アイ コン画像のファイルをインストールした方が良いでしょう。それを行なうには:
% make install-icons |
または
% make install-icons30 |
後者はちょっと大きなアイコン画像を使うためのものです。
% make % make install-package |
この場合 `make install-icons' または `make install-icons30' を 実行する必要はありません。
パッケージ・ディレクトリを指定するには二つの方法があります:
% ./configure --with-packagedir=/opt/xemacs/xemacs-packages % make what-where % make % make install-package |
% ./configure % make what-where PACKAGEDIR=/opt/xemacs/xemacs-packages % make % make install-package PACKAGEDIR=/opt/xemacs/xemacs-packages |
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あなたのシステムで `configure' スクリプトを実行することができないか、 `make' コマンドが利用できない場合は、以下の文句を唱えてください。
% emacs -batch -q -no-site-file -l w3mhack.el NONE -f w3mhack-nonunix-install |
APEL、FLIM (または他の何か) が普通の場所にインストー ルされていないと、インストーラはそれらを無視してしまうでしょう。そんな場 合は、以下に示すように、それらの場所をインストーラに告げる必要があります:
% emacs -batch -q -no-site-file -l w3mhack.el //c/share/apel://c/share/flim -f w3mhack-nonunix-install |
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この項では基本的な emacs-w3m の設定のいくつかを説明します。きめ細かな設 定をしたいならば、たくさんのカスタマイズ可能な変数を 5. デフォルトのままでも結構良いと思うけれど で見つけることができるでしょう。
それ以外のすべての場合、以下の行を `~/.emacs' ファイルに入れてくだ さい:
(require 'w3m-load) |
w3m-init-file
という変数のデフォルト値です) の利用を 推奨します。このファイルは `~/.emacs' と似ていますが、こちら は emacs-w3m が起動するときに読み込まれます。w3m-command
など幾つ かのオプションは、このファイルでは変更できないことに注意してください。
これにはいくつかの方法があります。一つは環境変 数 http_proxy
を shell 上で、こんなふうにグローバルに設定すること です:
setenv http_proxy http://proxy.hogege.com:8000/ |
他に、変数 w3m-command-arguments
をカスタマイズして、`-o' お よび `http_proxy=http://PROXY_SERVER_NAME:PORT/' を追加する方法があ ります。これは `~/.emacs-w3m' ファイルで以下のように行なうこともで きます。
(setq w3m-command-arguments (nconc w3m-command-arguments '("-o" "http_proxy=http://proxy.hogege.com:8000/"))) |
Proxy ゲートウェイを通すべきではないホスト (イントラネットのサイトな ど) を指定するには、環境変数 no_proxy
(no-proxy
ではないこ とにご注意) にコンマで区分けされたホスト名のリストを設定してください。あ るいは以下のように、変数 w3m-no-proxy-domains
にドメイン名 (ホス ト名ではない) のリストを設定することもできます:
(setq w3m-no-proxy-domains '("local.com" "neighbor.com")) |
no_proxy
ホストの設定にどうやって正規表現を使うかの説明は、変 数 w3m-command-arguments-alist
のドキュメントを見てください。
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