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`SKK = I' に ついて詳しくは http://openlab.jp/skk/SKK.html をご参照下さい。
Windows 環境では、makeit.bat
を使用することにより、同 様の操作でインストールできます。 次の資料を参照してください。
http://openlab.jp/skk/skk/main/READMEs/README.w32.ja |
cygwin 環境をインストールされている方は make
コマンドが使用できる ので、ここの説明がそのまま当てはまります。
また、Mac OS 環境の方は以下の資料を参照してください。
http://openlab.jp/skk/skk/main/READMEs/README.MacOSX.ja http://openlab.jp/skk/skk/main/READMEs/README.Mac.ja |
一部の辞書の著作権は GNU GPL 2 とは異なるものが ありますのでご注意下さい。詳細は以下の資料を参照して下さい。
http://openlab.jp/skk/skk/dic/READMEs/committers.txt |
サンプルとして、配布物に `etc/dot.emacs'、 `etc/dot.skk' ファイルがあります。参考にして下さい。
次の設定をしているときはマイナーモードの表示に追加されます。
(setq skk-status-indicator 'minor-mode) |
カラーディスプレイを使用し、カラー表示をサポートしている Window System 下で対応する Emacs を使用している場合。
See 節 5.14.3 入力モードを示すカーソル色に関する設定.
但し、「アスキーモード」を利用すれば SKK モードから抜ける 必要はほとんどありません。
See 節 アスキーモード.
「引数」については、
節 `Arguments' in
GNU Emacs Manual
. |
を参照のこと。
See 節 かなモード、カナモード.
See 節 `ポイント' in
これは、辞書の見出し語に空白を含めることができない制限からきて います。
本マニュアルでは、見出し語と候補群を合わせた一行を「エントリ」 と呼びます。詳細は、5.10.5.1 送りありエントリと送りなしエントリを参照してく ださい。
ハイライト表示は FSF Emacs の Overlays、XEmacs の extent の機能を使 用しています。
エコーエリアとミニバッファは視覚的には同一の場所にありますが、 エコーエリアが単にユーザへのメッセージを表示するのみであるのに対し、ミ ニバッファは独立のバッファとして機能する点が違います。
`x' は小文字で入力する必要があります
詳細は、4.3.3.1 送り仮名が無い場合を参照してください。
ここでは暗黙の確定が行われるので C-j をタイプする必要 はありません。ただし、5.6.6 ▼モードでのRET を参照してください。
変数skk-check-okurigana-on-touroku
が non-nil
であれば、辞書登録時に送り仮名のチェックを行います。この変 数に、シンボル ask
を設定すれば、ユーザに確認を求め、送り仮 名と認められれば送り仮名を取り除いてから登録します。シンボル auto
を設定すれば、ユーザに確認を求めず、勝手に送り仮名を判 断して削除してから登録します。skk-check-okurigana-on-touroku
の デフォルトは nil
です。
送り仮名を伴う変換。 詳しくは、4.3.3.3 送り仮名が有る場合 を参照してください。
名詞とそのサ変動詞とを別々に辞書に持つと空間的な効率が悪いので、 基本的に、辞書がサ変動詞を送りありとして意識した作りとしていません。その ため、`する' を送り仮名とした送りあり変換では、辞書に候補がなく辞書 登録モードに入ってしまう可能性が高いので、名詞として分解して入力すること をお勧めします。一方で、このように名詞に分解して入力することで、サ変動詞 になり得ない名詞が候補として出てくることもあるので (例えば `孝行す る' という変換を行いたい場合に `高校' が出てくるなど)、候補の絞り 込みという点では必ずしも効率が良くありません。将来のバージョンにおいてこ の点を改善する方向で検討しています。詳しくは、7.1 最新情報 を参 照してください。
M-y の isearch-yank-kill
や M-p の isearch-ring-retreat
, M-n の isearch-ring-advance
な ど
search-highlight
など
以前のバージョンでは、どのようなカスタマイズが行われている場合 でもチュートリアル使用時に標準設定に戻す目的で、変数の宣言に defconst
を使用していたので、全てのカスタマイズは `~/.skk' で行う必要がありましたが、DDSKK 11 以降では、defcustom
を使用した 宣言を行っているので、この制限はなくなりました。
この変数は DDSKK の設定ファイルが読み込まれる前に調べられるの で、DDSKK の設定ファイルに上記の設定を書いてもこの機能は有効になりません。
正確には `▽' の次の位置にある文字列によって文字種の 判別を行っているので、途中で文字種類の違う文字が混在していても無視されます。
全英文字とアスキー文字のトグルでの変換を行うこともできます。 ただし、全英モードやアスキーモードでは Q やその他の大文字により▽ モードに入ることができないので、かな ⇔ カナ のときと同様にトグル変換で きるわけではありません。かなモード/カナモードにおいて、既に入力さ れた全英文字、アスキー文字に対してトグル変換をするような設計になっていま す。
C-q は skk-abbrev-mode-map
にて 特別な動作をするように定義されています。 See 節 5.5.5 アスキー文字を見出し語とした変換.
メニューバーが使用できる環境では、メニューバーを使ってこれらの一括変換 コマンドを呼び出すことができます。ただし kakasi がインストールされていない 場合は kakasi を利用する機能が灰色になり使用できません。 See 節 `メニューバー' in
昭和 29 年 12 月 9 日付内閣告示第一号によれば、原則的に訓令式 (日本式) を用いるかのように記載されていますが、今日一般的な記載方法は、 むしろヘボン式であるようです。
細かい説明です。 TAB を押す直前に▽モードで入力された 文字列を X と呼ぶことにします。このとき、個人辞書の送りなしエントリの中で、 先頭が X と一致し長さが X よりも長い見出し語を捜して、そのような語が もしあれば、 X の代わりにその語が表示されます。
現在は候補群の右側1カラムのフェイスがデフォルトに戻る、という制約があります。
`p125' という見出し語であれば、その数値部分である `125' が再変換の見出し語となります。
または/ 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 SPC。
数字を大文字で入力し始めることはできないので、Q または / で▽モードに入る必要があります。
`m' や `d' などアスキー文字を見出し語として入 力する場合は / キーを最初に入力して SKK abbrev mode に入ってから 入力する必要があります。 See 節 SKK abbrev mode.
L辞書.
通常の単語では、改行を含むことが可能です。それは、評価するとその位置に 改行を挿入するような実行変換プログラムに変換して辞書に書き込んでいるからです。 See 節 5.10.1 辞書の種類.
しかし、実行変換されるプログラムを辞書登録する際にはこの機能を利用できないため、 改行を含むことができません。
See 節 5.5.6 今日の日付の入力.
`gadget' は「上手く工夫した道具」の意味。「色々飛び出す気 のきいたおもちゃ箱」というような意味で名付けられています。 因みに、X Window System などで使用される `Widget' という言葉は、 `window' + `gadget' から作られた造語です。
変数 skk-use-kana-keyboard
が non-nil
ならば無効 である。
かつては、`▽あ'などを入力する場合には引数渡しが できなかったのですが、本バージョンではこれもできるように拡張されています。
このリストの各要素の car
の文字列は、必ず変数 skk-rom-kana-rule-list
の規則によって入力されなければなりません。 例えば、`(' に対する `)' の自動挿入をするには
(setq skk-rom-kana-rule-list (append skk-rom-kana-rule-list '(("(" nil "(")))) |
のような設定をする必要があります。
既に SKK モードになっているバッファで変数 skk-auto-paren-string-alist
を変更した場合は、C-x C-j もし くは C-x j を 2 度タイプして skk-mode
もしくは skk-auto-fill-mode
を起動し直す必要があります。
x, SPC および C-g は、それぞれ候補選択中に おける前候補群の表示、次候補群の表示、取り止めのために割り付けられている ので、skk-henkan-show-candidates-keys
の中に含めてはいけません。
小文字が指定された場合は、候補の選択の際に対応する大文字キーが 入力されても候補の選択が可能となるように設計されています。その一方で、大 文字が指定された場合、候補の選択の際に対応する小文字キーが入力されても候 補の選択ができません。これは現在の仕様です。
従って、辞書登録モードにおいて▼モードであるときの RET 入力時の挙動も変化します。標準の確定、登録の動作については、 4.3.4 辞書登録モード を参照してください。
あくまでも「任意のキーで変換位置を指定する」ものであり、 sticky-shift そのものではありません。したがって、アスキーモードや abbrev モード、また SKK 以外でも sticky-shift を使いたい場合は前述のような 設定を併用する必要があります。
`skk-hint.el' を併用する場合は skk-hint-start-char
のデフォルトも `;' なのでどちらかを別のキーに割当てる必要がありま す。
buffer-undo-list
に Emacs が挿入したアンドゥの境目の目印を 取り除く方法でエミュレートしています。
SKK abbrev モードでは、アスキー文字入力が Emacs 本来の self-insert-command
により行われているので、エミュレーションの ための内部変数である skk-self-insert-non-undo-count
をインクリメ ントすることができず、アンドゥをエミュレートできません。しかも、カンマや ピリオドを挿入した時点で、コマンド skk-abbrev-comma
や skk-abbrev-period
を使うことになるので、本来のアンドゥの機能も損 なってしまいます。ただし、現実問題として、元来 SKK abbrev モードは省略形 としての見出し語を挿入するためのモードですから、長い見出し語を挿入するこ とはあまりないと考えられます。
`20' は Emacs のソースファイルの一部である `keyboard.c' に定められたマジックナンバーと一致します。
かなモードでの入力中、アスキーモードに移行して入力した場合など がこれにあたります。
See 節 4.3.2.1 後から▽モードに入る方法
ひらがな、カタカナ、全角アルファベット、アルファベットの 4 種 類のいずれか。
後方にポイントを戻す途中で行頭に到達した場合は、更に上の行につ いて、行末の文字列から同様の走査を行い、必要があれば更にポイントを戻し ます。こうした「行を超えての走査」をやめるためには、変数 skk-allow-spaces-newlines-and-tabs
の値を nil
に設定しま す。
C-j をタイプして明示的に確定した場合は勿論、暗黙の確定を 行った場合も同様です。
▽マークからポイントの直前の文字までを見出し語とします。最後に入力された 文字は見出し語には含まれません。
某メーカーの MS-DOS 上の FEP の仕様を参考にしています。
正確には、印字可能な文字または RET が入力されたときです。
skk-kakutei-early
の機能と skk-process-okuri-early
の機能を同時に有効にすることはできません。 skk-kakutei-early
の 値を non-nil
にする場合は skk-process-okuri-early
の値を nil
にする必要がありま す。
確定変換用辞書の見出し語の配列については、サイズが大きい場合は、 共有辞書と同様、ソートして二分検索を行い、サイズが小さければ適当な配置で 直線的検索を行うことをお勧めします。(5.10.3.2 辞書検索のための関数. 及び 5.10.5.3 エントリの配列) を参照してください。
この機能は、変数 skk-process-okuri-early
の値を non-nil
に設定した状態と共存できません。この理由を知りたい場合は 5.8.4 送りあり変換の変換開始のタイミングを参照してください。
実は変数 skk-henkan-okuri-strictly
の値は辞書バッファで 参照されるので、ミニバッファのバッファローカル値を変更してもうまくいきま せん。将来のバージョンでは、これを改良し、辞書バッファでの動作に影響する ユーザ変数をバッファローカル化できるようにする予定です。 See 節 7.1 最新情報.
`大く'などの候補は鬱陶しいが、すぐに単語登録に入って しまうのも嫌な人におすすめです。
理由を知りたい場合は、5.8.4 送りあり変換の変換開始のタイミング を参照してください。
実際には、普通の送りなし変換として最初は検索されます。 個人辞書まで調べて候補が見つからないときは、その後、送り仮名の自動処理の検索に 移ります。
長さ順にソートするのは、変換された部分がより長い候補を先順位 として出力するためです。
`該当の見出し語から切り捨てられた文字列' を送り仮名とみな して処理しています。
専ら補完的に自動送り処理を利用するのであれば、 (skk-okuri-search)
を skk-search-prog-list
の最後にもってく るという手もあります。(see 節 5.10.3 辞書の検索方法の設定)
変数 skk-auto-okuri-process
の値を non-nil
に設定している。
5.10.5 辞書の書式を参照してください。
`ふr' に対して `大量' (`たいりょう') が 関連語として保存されます。勿論 (`ふr') に対する `雨' (`あめ') の学習も まだ生きています。
デフォルト値は 5 です。
あるかな文字をローマ字表現したときの 1 文字目を「ローマ字プ レフィックス」と呼びます。
See 節 skk-henkan-okuri-strictly. See 節 skk-auto-okuri-process. See 節 skk-henkan-strict-okuri-precedence.
ただし skk-process-okuri-early
の値が non-nil
であれば、送り仮名を決定する前に変換を開始すること になるので、送り仮名を明示的に入力していても個人辞書にはブロック形式は作 られません。
ソートする際には、見出し語を unsigned-char と見なしています。 この順序は Emacs が 関数 string<
で文字列を比較するときの順序であ り、UNIX の sort
コマンドでの標準の順序とは異なります。 Emacs のコマンド sort-lines
を用いればファイルをこの順序でソートす ることができます。Emacs のコマンド sort-columns
は内部的に UNIX コ マンドの sort
を使っているので、辞書のソートには使えません。
正確に言えば、送りあり変換では skk-okuri-ari-min
+ 1 の位置、送りなし変換では skk-okuri-nasi-min
+ 1 の位置。
通常の使用の範囲では M-x skk-purge-from-jisyo した場合、あ るいは個人辞書をユーザが意図的に編集した場合、複数の Emacs で DDSKK を 使用した場合などに、個人辞書が小さくなることがあります。他の場合はバグの 可能性があります。
skk-jisyo
が既に壊れていても、skk-backup-jisyo
にそれ以前の個人辞書が残っている可能性があります。
これは、個人辞書の最小ポイントに、常に最後に変換を行ったエン トリを移動させるために、エントリ数、候補数が全く増えていなくとも、確定に より個人辞書が更新されているからです。
これは、Emacs の `dabbrev.el' の機能との調和を考えての措 置です。 Dabbrev においては、現在のバッファと同じモードの他のバッファを検索して abbreviation の展開を行うように設定することができるのですが、仮に辞書 バッファにおける変数 major-mode
の値が fundamental-mode のま まだとすると、 Dabbrev が辞書バッファを検索してしまう可能性があります。 この措置によって、そのような事態を回避しています。
Mule 2.3 では *euc-japan*
, *sjis*
, *junet*
などのシンボルを指定することができます。 Emacs 20 では、euc-jp
, shift_jis
, junet
などのシン ボルを指定することができます。
*
の文字は変換時には表示されません
Viper 対策はまだ行われていません。`~/.viper' に次のように 書いて下さい。
(viper-harness-minor-mode "skk-annotation") |
変数 skk-annotation-show-as-message
を nil
にし た場合は、other-window を一時的に開いてアノテーションを表示します。 other-window はその候補について確定するか、その候補の選択を止める (次の 候補を選択したり、quit したり) すると自動的に閉じられます。
変数skk-show-tooltip
が Non-nil
の 場合、ツールティップで表示します。
上記の例では、JISコード 2121 (全角スペース)、2131、2141、2151、 ... の文字がそれぞれ表示されています。
漢字コードの値を16x12 ==192づつ増やします。
大文字でも小文字でも構いません。なお、第 1 段階・第 2 段階とも に、メニューのキーは変更することができます。これについては、 5.6.5 候補の選択に用いるキー を参照してください。
`skk-lookup.el' は `skk-look.el' とは別ものです。
関数 skk-lookup-search
が `skk-autoloads.el' に 追加されます (see 節 5.10.3.2 辞書検索のための関数).
6 倍速 CD-ROM ドライブではストレスを感じる程、遅くありませんでした。ローカルマ シンのハードディスクにコピーして利用すると、速度的には辞書サーバと遜色ありま せん。ちなみに広辞苑の第四版を epwutil で squeeze
すると辞書デー タのサイズは 45MB 弱になります。
skk-lookup-search-agents
にセットして検索するように しています。Lookup とは異なる設定をする場合、この変数の設定を変更すれば 可能です
`skk-look.el' は `skk-lookup.el' とは名前が似てい ますが全くの別ものです
SKK 形式の英和辞書 edict が提供されています。 See 節 2.3 辞書の入手.
edict 辞書、`SKK-JISYO.edict' があれば例えば、
(setq skk-search-prog-list (append skk-search-prog-list (list '(skk-search-jisyo-file "/your-path/SKK-JISYO.edict" 0 t)))) |
のように設定することにより、 edict 辞書を使用できます。
See 節 ローマ字プレフィックス.
frame-width
が不足する場合は *候補*バッファに表示します。
以前のバージョンではテキスト属性 (text property) を使用してい ました。
オーバーレイ属性はテキスト属性と異なり、テキストの一部とは見なされません。 そのため、テキストのコピーの際にオーバーレイ属性は保存されません。その他 にも、オーバーレイの移動やその属性の変更はバッファの変更とは見なされない こと、オーバーレイの変更はバッファのアンドゥリストに記録されないこと、な どが特徴として挙げられます。
なお、XEmacs にはオーバーレイ機能はありません。代わりに extent というも のが用意されているのでそれを利用します。
Emacs 標準 では default, modeline, region, secondary-selection, highlight, underline, bold, italic, bold-italic があります。
デフォルト では、左です。See 節 4.1 起動と終了.
変数 window-system
が nil
の場合は、これらフェイスは未定義と なります。
変数 mule-version
の値が "5.0" 以上の Emacs
ちなみに、VIP 3.5 の作者は、SKK の原作者でもある佐藤雅彦教授で す。VIP 3.5 の発展版である VIPER は現在もメンテナンスされています。Emacs 19, 20 には、VIP 、VIPER とも標準添付します。
このため、ある人々は SKK を小指キラーと呼びます。
変数 key-translation-map
の意味を調べてみてください。
M-x describe-variable RET key-translation-map
親指シフト入力の詳細については、ここでは述べません。興味がある 場合は、日本語入力コンソーシアムの Web サイト
http://nicola.sunicom.co.jp/ |
を訪れてください。