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Bisonは、LALR(1)文脈自由文法の文法定義を、 その文法を解析するためのCで書かれたプログラムに変換する、 汎用の構文解析器生成ツールです。 あなたがBisonに熟練すれば、 簡単な電卓から複雑なプログラミング言語まで、 広い範囲の言語解析器を開発できるようになるでしょう。
BisonはYaccの上位互換です。 正しく書かれたすべてのYacc文法を、変更なくBisonで処理できます。 Yaccに親しんでいるすべての人は、ちょっと考えるだけで、 Bisonを使えるようになるでしょう。 Bisonを使い、本書を理解するためには、 C言語に精通している必要があります。
1章と2章は入門の章です。1章では、Bisonを使うための基本的な概念を説明し、 2章では3つの具体例を示します。 BisonやYaccを知らない方は、 1章から読みはじめてください。 3章以降では、Bisonの仕様を詳細に解説します。
Bisonは、最初にRobert Corbettによって開発され、 Richard StallmanがYacc互換にしました。 カーネギーメロン大学のWilfred Hansenが、 文字列リテラル(1)といくつかの機能を追加しました。
本書は、Bisonのバージョン1.28に基づいています。
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本書は、株式会社アスキーの 支援を受けて、慶應義塾の石川直太 (`[email protected]、http://www.sfc.keio.ac.jp/~naota/') が翻訳しました。
なお、「GNU一般公有使用許諾書」の日本語訳については、 引地さんのところの日本語訳を使わせていただいたことを ここに記して感謝いたします。
日本語訳したtexinfoファイルは、 `http://www.ascii.co.jp/pub/GNU/bison-1.25-man-jp.tgz' にあります。コマンドtexi2dviなどでdviファイルを生成したり、GNU Emacsで infoファイルへ変換したりできます。
バージョン1.25 からバージョン1.28の変更はgnujdocプロジェクトの 一環として林芳樹 () が 行いました。
gnujdoc の詳細は、 http://duff.kuicr.kyoto-u.ac.jp/%7Eokuji/gnujdoc/ を参照してください。
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